人形専門店の歳時記・・・10月
10月 | 人形専門店は10月は既に節句モード全開です~ |
10/8 | 寒露(24節気) |
10/21 | 十三夜 |
10/23 | 霜降(24節季) |
10月になると本格的な秋の気配。

十五夜は「中秋の名月」として有名ですが、
十三夜は「後の月・のちのつき」と呼ばれて親しまれています。
9月13日の夜は十五夜についで美しい月とされ、宮中では、古くから宴を催すなど月を鑑賞する風習がありました。
十五夜は中国から伝わったものですが、十三夜は日本固有の風習で、秋の収穫祭の一つではないかと考えられています。
一般に十五夜に月見をしたら、必ず同じ場所で十三夜にも月見をするものともされていました。
これは十五夜だけ観賞するのは「片月見」といって忌まれていたからです。
十五夜に比べてあまりなじみがないかもしれませんが、日本独自の文化でもありますから、十三夜のお月見も楽しみたいものです。
秋の気配を感じる10月になると、
人形専門店は正月物(羽子板・破魔弓)と雛人形の年内予約会の展示が始まります。


人形専門店の展示は前倒しで少々早めです。
販売ピークの始まるひと月くらい前から展示が始まります。
端午の節句終了後の約半年間、日本各地の人形工房や部材メーカーとの打ち合わせの集大成による新製品の展示です。