⇒ショウキ様はエンマ大王ではないよ~
クレマンソーの旗
第一次世界大戦頃の、
フランスの宰相であったクレマンソーは、日本から送られた大きな鯉のぼりを首相別邸の庭に建てて楽しんでいたそうです。
その鯉のぼりが「クレマンソーの旗」として、フランスで珍しがられたなんて楽しい話です。
第一次世界大戦の戦後処理の為に、 講和会議が1919年フランスで開かれました。
当時の五大国の日本代表として 西園寺公望元首相が参加しています。
講和会議のホスト国である、 フランスの首相ジョルジュ・クレマンソーとは
パリ留学時代で同じ下宿に住んだ旧知の仲だったそうです。。
そのような縁で、クレマンソーは日本の文化に興味を持ったようです。
クレマンソーは、 日本の茶道具「香合」の蒐集家として有名で、彼の収集品は安土桃山時代から江戸時代末期にかけての香合が約3,000点もあり、現在はクレマンソー・コレクションとして一部が公開されています。
フランスの航空母艦にもクレマンソーの名前がついたものがあるとのことですので、存在感のある偉大な政治家だったのですね。