⇒破魔弓はお祝いなのにどうして四矢なの?
羽子板の羽はトンボを意味しています。
古来からトンボは人間にとっての害虫である蚊をを食べるので、 縁起の良い虫といわれています。
羽子板でつく羽をトンボに見立てて、歳の初めから虫に刺されて病気をしませんようにと願って羽根突きをしたのだそうです。
羽根つきは室町時代から宮中の正月遊びとしてあったそうですが、一般にも盛んに遊ばれるようになったのは江戸時代以降のようです。
羽の玉はムクロジの種です。
漢字で「無患子」と書くことから「子が患わ無い」という言葉に通じて、羽子板は厄をはね返す、はねのけるという事から縁起物として扱われていました。
また、 羽根つきは室町時代から宮中の正月遊びとしてあったそうですが、一般にも盛んに遊ばれるようになったのは江戸時代以降のようです。
当時の疫病は蚊を媒介として広まることが多かったといいます。
景気を跳ね (羽根) 上げると言う意味で、江戸時代には商売繁盛のお札代わりにも贈られていたという縁起物だったといわれますが、
なにかフーテンの寅さんの前口上が聞こえそうなお話ですね。
不思議なことに羽子板の羽根の形をした「つくばね」という植物があります。
ビャクダン科の植物でその名も「つくばね」で、羽子板の羽と同じ形をしています。
羽子板の羽根との因果関係はどのようなことなのか興味のあるところです。
どうやらこの植物の形をまねて羽子板の羽を考案したようにしか思えませんが・・・。
最近は日本選手が強くてバトミントンの人気がありますが、なんとなく日本人からみれば羽根突きがルーツとしか思えませんね。